教育研究

福岡の教育に寄与するために、様々な教育研究に取り組んでいます。

1.学校主題研究(平成26年度~29年度)

21世紀型の学びを実現する授業づくり
~アクティブラーニングを促す学習・教授パラダイム~
 

21世紀を生きていく生徒たちに求められる資質・能力を身につけるための各教科の授業のあり方を研究しています。生徒の活動だけでなく、学ぶ心をアクティブにする2つの授業を私たちは提案します。
 
1つは教授パラダイムの授業「Instruction」。教えるタイミングを大切にした授業です。生徒がアクティブラーニングを行っている際に、教科の知を欲したタイミングで教師が教え、生徒が学びます。数多の指導法研究の成果を活かし、生徒と教師がともに練り上げていく授業です。
 

もう1つは学習パラダイムの授業「Learning」。これまでの学校教育の常識を覆し、生徒が自ら学ぶための授業です。本来、勉強は楽しいもの。「させられる授業」ではなく「自らする授業」はその楽しさを奪うことがありません。学び方は生徒それぞれ。生徒が一所懸命に学べる空間をデザインし、教科の知と同時に学ぶ力を伸ばす授業です。

2.大学・三附属中学校共同研究

 
福岡教育大学には、附属福岡教育大学、附属小倉中学校、附属久留米中学校の3つの附属中学校があります。大学を含めた4者で各教科の教育研究を行っています。その成果は3年に1度、教育研究発表会の場で報告しています。教科ごとに研究主題を設定し、大学教授の支援を受けながら、三つの附属中学校で実践を行い、協議し、研究を進めます。
(平成26年度発表の各教科等の研究主題)

教科等 研究テーマおよび副題
国 語 科 自立した読み手を育てる国語科学習指導法の研究
―文学的文章を扱った授業を通して―
社 会 科 社会をつくる社会科学習指導法の研究
―未来予測を位置づけた単元構成の工夫を通して―
数 学 科 数学のよさを実感する数学科学習指導法の創造
―数学的活動と振り返りの充実を通して―
理   科 科学概念の本質的理解を目指した理科授業の構想
―「命題」配置の工夫を通して―
音 楽 科 豊かな感性を育む音楽科学習指導法の研究
―「音楽」と「ことば」の往還を図った学習過程の工夫―
美 術 科 美術科教育の再生をめざした題材の開発
-日本美術から学ぶスタンダードの見直し-
保健体育科 思考力を育む保健体育科学習指導法の研究
―予備的ルーブリックを取り入れた指導の工夫を通して―
技術・家庭科(技術) 技術評価を意識した技術・ものづくり教育
小学校との接続を意識した授業づくりの提案
技術・家庭科(家庭) 生活活用力を育む家庭科授業の研究
―視点の見直し活動を取り入れた学習活動を通して―
外国語科 目的に応じて読む力を育てる外国語科学習指導法の研究
―コミュニケーションとしての能動的な読みを通して―
学校保健 主体的に心身の健康づくりをする子どもを育む健康教育
―メンタルヘルスを高める健康的な生活習慣の獲得を通して―
特別支援教育 主体的に目的を達成する生徒の育成
―意思決定における支援を取り入れた授業を通してー


3.特別支援教育研究

 
本校では特別支援学級において特別支援教育の研究も行っています。詳しくは「特別支援教育」のページをご覧ください。
 
 

4.教科外領域の研究

総合的な学習の時間、特別の教科道徳
「特別の教科道徳」の実施に向け、道徳の時間のあり方について校内研究会授業と協議会で研鑽を積んでいます。
 
平成20年度~22年度は文科省の研究開発指定をうけ、教育課程の研究を行いました。その際「総合的な学習の時間」についても研究し、現在の「フロンティアタイム」「言いたか放談」を確立しました。その後も改善を重ね、平成27年度には日本生活科・総合的学習教育学会第24回全国大会(福岡大会)にて実践発表を行いました。

 


研究史


昭和43年 4月 研究実践開始  「教科教育研究の理論と実践」
昭和45年11月 研究発表会(大学・附属中共同研究 1次)
昭和52年 6月 研究発表会「形成的評価による授業改造」
昭和53年 4月 出      版「形成的評価による授業改造」8版(絶版)
昭和55年10月 研究発表会「情意面を重視した教授・学習過程」
昭和57年 2月 出      版「情意面の評価を生かした授業設計」4版(絶版)
昭和59年 9月 研究発表会「『個のよさ』を伸ばす授業の創造」
昭和60年 5月 出      版「『個のよさ』を伸ばす授業の展開」2版(絶版)
昭和61年10月 研究発表会「『個のよさ』を伸ばす授業の創造」
          ―『よさ』を意識した自己目標の設定と評価活動のあり方―
平成 元年 9月 研究発表会「自己を創る学習活動の展開」
          ―個に応じる教科学習と『自己学習』を場として―
平成 3年 4月 出      版「自己を創る選択学習の展開」初版
平成 4年11月 研究発表会「自己を創る学習活動の展開」
          ―選択学習における手だてと評価のあり方―
平成 6年 9月 研究発表会「新しい学力観に基づく指導のあり方」
          ―「観点別学習状況の評価」の実際―
                          ※各教科のカリキュラム及び観点別評価基準表とフロッピーを作成
平成 7年11月 研究発表会「教科の今日的課題に視点をあてた学習指導」
平成10年 6月 出   版「豊かな人間性を育む総合学習の実践」6版
平成12年11月 研究発表会「豊かに「生きる力」を育む教育課程の創造」
              ―総合的な学習の充実と教科学習の改善を通して―
平成13年11月 研究発表会「豊かに「生きる力」を育む教育課程の創造」
          ―主体的な学習活動を促す評価活動を通して―
平成14年 9月 研究発表会(大学・附属中共同研究 13次)
平成15年10月 研究発表会「学ぶ力」を育む教科学習の創造
          ―SECIモデルを意識した学習活動の工夫―
平成16年 9月 研究発表会「考える力」を伸ばす授業の創造
          ―SECIモデルを意識した学習活動の工夫―
平成17年 9月 研究発表会(大学・附属中共同研究 14次)
平成18年 9月 研究発表会 豊かに生きるためのリテラシー獲得をめざして
          ―基礎・基本の転移を促す学びの文脈づくり―
平成19年 9月 研究発表会 豊かに生きるためのリテラシー獲得をめざして
          ―基礎・基本の転移を促す学びの文脈づくり―
平成20年 9月 研究発表会(大学・附属中共同研究 15次)
平成21年11月 研究発表会「豊かに生きるためのリテラシー獲得をめざした教育課程に関する研究開発」
           ※文部科学省 教育研究開発学校指定(平成20~)
平成22年 9月 研究発表会「豊かに生きるためのリテラシー獲得をめざした教育課程に関する研究開発」
             ※文部科学省 教育研究開発学校指定
平成23年11月 研究発表会(大学・附属中共同研究 16次)
平成24年 9月 研究発表会 豊かに生きるためのリテラシー獲得をめざして
          ―教科を学ぶ意味や価値を問い直す『活用型の授業』デザインー
平成25年 9月 研究発表会 豊かに生きるためのリテラシー獲得をめざして
          ―教科を学ぶ意味や価値を問い直す『活用型の学び』を通して―
平成26年11月 研究発表会(大学・附属中共同研究 17次)
平成27年 9月 研究発表会 「21世紀型の学びを実現する授業づくり」
          ―アクティブラーニングを促す学習・教授パラダイム―
平成28年11月 研究発表会 「21世紀型の学びを実現する授業づくり」
          ―アクティブラーニングを促す学習・教授パラダイム―